みなさんは「もっと素直に自分を表現したい。」「自分の気持ちを正直に伝えたい。」と悩んではいませんか。
このような悩みを持つ人は普段の生活でも周りの空気を読んで、素直な気持ちを我慢することも多いのではないでしょうか。
自分の気持ちを我慢し続けると「もっと素直になりたいのに。」と自分が嫌になることもありますよね。
でも、人と関わっていく中で素直に自分の気持ちを伝えるのは大切なこと。
素直になるためにはまず、自分が素直になれない原因とその解決策を知ることが必要です。
今回は素直になれない4つの原因と3つの解決策を解説します。
素直になりたいと悩む人の参考になれば幸いです。
Contents
素直になれない人にある4つの特徴
素直になれない人には4つの特徴があります。
自分が4つの特徴に当てはまらないかチェックしてみてください。
- 特徴1.自分が嫌い
- 特徴2.本音を言えない
- 特徴3.自分に自信がない
- 特徴4.甘え方がわからない
特徴1.自分が嫌い
素直になれない人の特徴として、自分が嫌いだということがあげられます。
自分が嫌いな人は完璧主義な人が多いのも特徴です。
完璧主義のため自分に足りないものを求めて、自分と他人を比べるクセがついています。
すると自分にはなくて他人にあるものが羨ましくなるのです。
そもそも自分と他人は比べられない全くの別物ですよね。
自分と他人、それぞれの異なる価値を認め合うべき存在です。
完璧主義な人は自分と他人は違うとわかっていても、無意識に自分にないものばかりを探します。
その結果、足りない部分がある自分=劣っていると考えて自分嫌いがどんどん加速。
完璧主義だと嫌いな自分を素直にさらけ出すことに抵抗があります。
嫌いな自分を人に知られたくないと思うからです。
完璧主義で自分が嫌いだと素直になれません。
特徴2.本音を言えない
本音を言えないことも素直になれない人の特徴です。
素直になれない人は本音で話すことで、
- 周囲の人に受け入れてもらえないこと
- 自分の意見を伝えることで周りと揉めること
- 場の空気が乱れること
を恐れます。
素直になれない人は周りの空気に自分を合わせられる協調性の高い人が多いです。
周囲との調和を大切にしようとしすぎて、自分の本音を抑える傾向が…。
自分の気持ちを我慢することで周りがうまくいくならそれで良いと考えるのです。
しかし、周りのためを思って本音を抑えているのに、素直になれないことで「なんで意見を言わないのか。」と逆に人を怒らせたことのある人もいるのではないでしょうか。
そうなると気持ちが萎縮してますます本音が言えなくなります。
素直になれない人は本音を話すのが苦手です。
特徴3.自分に自信がない
素直になれない人は自分に自信がない人が多いです。
自分に自信がない人は他人の目を気にしすぎます。
自分に自信がないので、素直な自分の気持ちにも自信が持てません。
「これを言ったら相手にどう思われるんだろう。」「自分の考えは間違っているかも。」と考えすぎます。
自分を過小評価して素直な気持ちを否定された場合を勝手に想像するのです。
そしてマイナス思考が頭の中を支配します。
不安やマイナス思考によるストレスは自信のなさに拍車をかけ、負のループから抜け出せなくなります。
自分に自信がないと素直になることが難しいです。
自信をつける方法は、「自分に自信がない人に共通する8つの特徴。克服するためのシンプルな方法」という記事で詳しく説明しています。
合わせて読んでみてくださいね。
特徴4.甘え方がわからない
甘え方がわからないと素直になれません。
甘え方がわからない人は一人でなんでもがんばりすぎる人によく見られる特徴です。
自分のことを自分で解決しようと努力できるってすごいことですよね。
でも、素直になるためには甘え方を覚えることが必要。
素直になれない人が甘えられない原因は、過去の環境や経験が関係しています。
妹や弟がいて必然と我慢する環境にいた人や、過去に素直な気持ちを伝えても受け入れてもらえなかった人。
甘えないことが当たり前になっているので、大人になって今更どう甘えて良いかわからないという人が増えています。
甘えることは悪いことではなく、相手や自分に信頼関係があるからできることです。
人を信頼して甘え方上手になることは素直になるために重要になります。
素直になれないと周りから人がいなくなり孤立する
素直になれないと周りから人がいなくなり孤立します。
素直になれないのは相手を信頼できていないからです。
素直になれない人はいつも他人に対して壁を作っています。
素直になれずに人と接していると、自分が信頼していないことが相手に伝わります。
周りの空気を読んで相手を思いやって本音を言わないことが、徐々に人間関係に溝を生むのです。
素直になれないと悩んでいると「いつも意見言わないよね。」「何考えてるかわかんない。」と言われたことのある人もいるのではないでしょうか。
素直に話さないことの不信感で、他人に信頼してもらえません。
素直に話さないことで人との間に距離ができ、その結果周囲から孤立していきます。
逆に、素直になれば自分を認めてくれる人が周りに集まる
素直になれないと周囲から信用されずに孤立します。
素直になる方法がわからないだけなのに、周囲から認めてもらえないのは悲しいですよね。
しかし、逆を言えば素直になれば自分を認めてくれる人が自然と周りに集まってきます。
周囲の人に自分を認めてもらえれば自信もつくので、自分を好きなることも可能です。
ここまで素直になれない人の特徴を4つあげました。
- 特徴1.自分が嫌い
- 特徴2.本音を言えない
- 特徴3.自分に自信がない
- 特徴4.甘え方がわからない
この4つの特徴に当てはまっていて素直になりたいと悩む人は、素直になれない原因とその解決法を知ることで素直になりましょう。
素直になれば自分を認めてくれる人が周りに集まるので、人生をより充実したものにできます。
素直になれない心理の原因は4つある
素直になれない心理的な原因は4つあります。
- 原因1.嫌われたらどうしようと考えてしまう
- 原因2.自分を守ろうとする防衛本能
- 原因3.素直になれない自分も認めて欲しい
- 原因4.重いって思われたくない
この4つの素直になれない原因について、それぞれ解説します。
原因1.嫌われたらどうしようと考えてしまう
相手へ素直な気持ちを伝えることで嫌われたらどうしようと考えることが、素直になれない原因です。
素直になれない人は自分の考えを伝えるとき、人とぶつかることを恐れます。
「本音を言ったら嫌がられるかも。」「この人に嫌われたくない。」という不安な気持ちによって素直になることができません。
嫌われるかもという不安は過去に経験した辛いトラウマから起こります。
脳は嬉しいことよりも不快だったことを強く記憶するものです。
本当は素直になりたいのに、脳がそれを本能的に受け入れようとしません。
嫌われることを不安に思っていると、いつまでも素直になれないままです。
原因2.自分を守ろうとする防衛本能
自分を守ろうとする防御本能が過剰に働くと素直になれません。
子供のころを思い浮かべてみてください。
子供のころは誰だって素直だったはずです。
それが成長とともにさまざまな経験を積み重ねて、傷つくことも増えていきました。
傷ついて立ち直ることもあれば、それを乗り越えられず苦しみ続けることもありますよね。
人は過去の経験から、これ以上傷つかないための防御本能を持っています。
防御本能は自分を苦しいことから守るための大切なものです。
しかし、素直になれない人の問題はこの防御本能が過剰に働くこと。
過剰な防御本能が働くと素直になれず、結果自分を傷つけることに繋がります。
原因3.素直になれない自分も認めて欲しい
素直になれない自分も認めて欲しいという欲求が、素直になれない原因になります。
素直になれないことに悩んで変わりたいと思っていても、意識して変わった自分は本当の自分ではない気がしますよね。
もし素直になれた自分を受け入れてくれる人が現れたとしても、「それは本当の自分じゃないのに。」と相手を疑ってしまう可能性もあります。
素直になれない人はそんな不器用な自分を受け入れてもらって初めて、認められたという気持ちになるのではないでしょうか。
もちろん、ありのままのあなたを受け入れてもらえたら幸せですよね。
でも逆を考えてみてください。
あなたは素直さがなく、自分を信用してくれない他人を心から受け入れられますか。
本音で話すことのできない相手を理解して受け入れるのはなかなか難しいですよね。
素直になれない自分も認めて欲しいという欲求が強すぎると、いつまでも素直になれず苦しい思いをします。
原因4.重いって思われたくない
素直になれない原因は、重いと思われたくないという気持ちが強いからです。
素直になれない人は、素直に自分の気持ちを伝えることは相手へ気持ちを押し付けることだと考えます。
自分の気持ちを押し付けることで相手へ負担がかかるなら、自分は我慢しようという優しさがあるため素直になれません。
また、素直に気持ちを伝えて重いと言われたときに傷つかないための予防線を張っています。
相手や自分を思いやる心は大切ですが、人と人との関係を作る上で気持ちを伝えることは重要です。
伝えたいことを我慢すると最初はそれでうまくいっても後々ズレが生じます。
重いと思われたくないために気を使いすぎると、相手との信頼関係がいつまでたっても生まれません。
恋愛において素直になれない3つのデメリット
素直になることは男女問わず人間関係に必要ですが、恋愛においては特に重要です。
恋愛において素直になれない3つのデメリットとして、以下の3点があります。
- 相手に気持ちが伝わらない
- いつまでも距離が縮まらない
- 気持ちが窮屈になっていく
①相手に気持ちが伝わらない
恋愛をする上で素直になれないと、相手に気持ちが伝わりません。
素直になれない人は自分から気持ちを伝えることが少なく、その分相手に気持ちを汲み取ってもらおうとすることが多いです。
特に恋人のような関係の近い人には「彼ならわかってくれるはず。」と気持ちを察してもらおうと強く考えます。
しかし、いくら恋人であったとしても言葉にして言わなけれは本当の気持ちは伝わりません。
あなたの気持ちを知っているのはあなたしかいないからです。
素直になれないことは気持ちを察してもらえなかったときに傷つく原因にもなります。
恋愛で大切なのは相手の気持ちを知って、自分の気持ちを伝えること。
素直な気持ちを言葉で伝えないと相手に気持ちが伝わらず、恋愛がうまくいきません。
②いつまでも距離が縮まらない
恋愛において相手といつまでも距離が縮まらない原因は、素直になれないからです。
恋愛をする上で相手との距離を縮めようと思うと、気持ちを伝えることは必要不可欠。
素直になれないと本音の気持ちを伝えられないので、なかなか信頼関係を築くことができません。
あなたに興味を持っている相手はあなたの本心を知りたいと思っています。
しかし、素直になれない人は気持ちをまっすぐ伝えられないのでお互いの気持ちが通じていたとしてもうまく交わらないです。
本音を語らずに上辺だけの態度で接しているとお互いの気持ちが通じないだけでなく、相手からの気持ちも冷めていきます。
素直になれないと相手との距離が縮まらず、せっかくの恋愛のチャンスも活かすことができません。
③気持ちが窮屈になっていく
素直になれないと恋愛をする上で気持ちが窮屈になっていきます。
自分の本音の気持ちを言えないので「私はあなたのことがとても好き。」「ずっと一緒にいたい。」というまっすぐな気持ちが相手に伝わりません。
そして素直な気持ちは徐々に変化していきます。
素直に気持ちが言えないと「なんで私を好きって言ってくれないの。」「私のことが嫌いなのかな。」といったネガティブな気持ちなりますよね。
さらに素直な気持ちが伝わらないことで「私はやっぱりあの人のこと好きじゃなかった。」と自分の素直な気持ちを曲げてしまいます。
素直になれないことで自分の気持ちを変えるだなんて辛いですよね。
恋愛をするとき素直に好きな気持ちが言えないと、相手や自分を責めるのでしんどくなっていきます。
素直になれないと生きづらく、人生を楽しめない…
ここまで、素直になれない人にある4つの特徴、素直になれない心理の4つの原因、恋愛において素直になれない3つのデメリットについて説明しました。
素直になれない人にある4つの特徴
- 自分が嫌い
- 本音を言えない
- 自分に自信がない
- 甘え方がわからない
素直になれない心理の4つの原因
- 嫌われたらどうしようと考えてしまう
- 自分を守ろうとする防衛本能
- 素直になれない自分も認めて欲しい
- 重いって思われたくない
恋愛において素直になれない3つのデメリット
- 相手に気持ちが伝わらない
- いつまでも距離が縮まらない
- 気持ちが窮屈になっていく
素直になれないと生きづらく、人生を楽しめません。
他人と自分を比較して考えすぎたり気にしすぎるのは精神的に辛いですよね。
素直になれずに自分に自信がなくなるのは一度しかない人生でとてももったいないことです。
素直になって人との信頼関係を作り、人生を楽しんだ方が心身ともに充実します。
素直になれない心理を解決するかんたんな3つの方法
素直になれない原因やデメリットをわかった上でその解決策を知ることが、素直になるためには必要です。
素直になりたい人のために、素直になれない心理を解決するかんたんな3つの方法を紹介します。
この3つをぜひ実践してみてください。
- 方法1.人生経験豊富な相手に気持ちを聞いてもらう
- 方法2.お金を稼いで自分に自信をつける
- 方法3.気軽に話せる相手を作る
方法1.人生経験豊富な相手に気持ちを聞いてもらう
素直になるためには、人生経験豊富な相手に気持ちを聞いてもらうことが大切です。
人生経験が豊富な人はさまざまなことを乗り越えてきているので、温厚でメンタルが安定しています。
また、豊かな経験があるので人に信頼されていて余裕があり、話の中で自分の意見を押し付けることがありません。
素直な気持ちを伝えることで嫌われるんじゃないかという不安を持っていても、それを受け入れてくれる懐の大きさもあります。
そのため安心して自分の素直な気持ちを伝えることが可能です。
素直に自分の気持ちを伝えたいなら、まずは人生経験豊富な相手に気持ちを聞いてもらいましょう。
- 温厚でメンタルが安定している
- 人に信頼されている
- 精神的な余裕がある
- 自分の意見を押し付けてこない
- 話を受け入れる懐が深い
方法2.お金を稼いで自分に自信をつける
お金を稼ぐと自分に自信がつき、素直になることができます。
素直になれない大きな原因は自分に自信のないこと。
自分に自信がないままではいつまでも幸せになれません。
そこで一番かんたんに自信をつけるには、お金を稼ぐことがおすすめです。
お給料は働いたことに対する社会からの感謝の対価ですよね。
人に感謝される経験は自分に自信をつけることに繋がります。
お金は数値としてとしてわかりやすく自分の価値を認識することが可能です。
お金を稼ぐことができれば自分の価値を認めることができ、自分に自信がつきます。
素直になるためにお金を稼いで、自分に自信をつけてください。
方法3.気軽に話せる相手を作る
気軽に話せる相手を作ることで素直になれます。
素直に話すことが大事だとわかっていても、いきなり全ての人に対して素直になるのは難しいですよね。
まずは家族や昔からの友達など、気心の知れた人に対して素直になるところから始めましょう。
家族や友達に話すのが慣れたら、素直な気持ちを伝える相手を少しづつ増やしてみてください。
誰にも素直になれなかったころと比べて気持ちに差が出てきているはずです。
また、相手に話を聞いてもらったら「ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えましょう。
感謝の気持ちを伝えることで素直さを簡単に表現できます。
素直になりたい人は、気軽に話せる相手を作ってください。
年上の相手なら気持ちを理解してくれ良い相談相手になってくれる
素直になるためには年上の相手との人間関係を深めることがおすすめ。
人生経験が豊富な年上の人は自分がいろいろ経験してきたからこそ、人の悩みを受け入れる器が大きいです。
素直になれない人の悩みにも共感してくれ、ときにはアドバイスをくれます。
年上の人は「こんな相談しても良いのかな。」と不安になるような些細な悩みも否定しません。
また、年上の人は頼られるのが好きな人が多いので、いつもは素直になれない人でも気を使い過ぎずに話ができます。
年上の人に対して素直になれれば、同年代や年下の人にも徐々に素直になることが可能です。
素直になりたい人はまず、年上の人に相談してください。
そうすれば素直になれないことで周囲から孤立しません。
素直になって、人生を楽しく充実させましょう。