メンヘラ体験記

【メンヘラ注意】愛おしすぎて140km歩きで恋人に会いに行った結果…

こんにちは。ライターのおのたくです。

最近、恋人ができました。あ、一緒に写っているのはただのカカシです。

 

先日、僕と恋人の共通のクライアントからこんなLINEが届きました。

要約すると、

  • 株式会社メンヘラテクノロジーという会社が
  • 「歩いた距離で愛情表現する」というアプリを作ったので
  • お互いが住む場所からそれぞれ歩くという企画をやらないか

とのこと。

 

頭おかしいだろwww

 

そのアプリは、「愛してるの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く」というらしい。

簡単な使い方は以下の通り。

  1. パートナーの名前と好きなところ、移動距離を設定する
  2. パートナーのことを想いながら歩く
  3. 歩くと獲得できるハートを一定数集めるとメッセージが送れる

つまり、パートナーが好きすぎるあまり、言葉だけじゃ気持ちを伝えられない人のためのアプリとのこと。一体なぜ歩くのか?

愛しているの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く

愛しているの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く

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そもそも、僕が住む千葉県いすみ市と恋人が住む神奈川県の座間市とは、およそ140キロメートル離れています。

会うためには僕と恋人それぞれが70キロメートルずつ歩かなければなりません。山手線一周の距離が34.5キロメートルなので、ほぼ2周歩くことになります。鬼かよ。

 

いくらクライアントといえども、このような鬼畜の所業が許されるはずがありません。まったく、「山手線2周してみませんか?徒歩で!」だなんてよくこんなにも軽々しく言えたものです……。

まさか、こんな企画を承諾する訳が……。

ん……?

 

マジか。

 

おのたく:再会まで140キロメートル

というわけで、恋人がノリノリだったので、約70キロメートル歩くことになりました。

大好きな恋人がやりたがってるなら、僕もやるしかありません。歩いてやろうじゃないか。

 

さて、課せられたルールは以下の通り。

  • 企画中に連絡を取るのはNG
  • メートル数に応じてアプリからメッセージできる
  • 随時、中継役のクライアントに進捗を報告する

 

正直、めっちゃイヤだ。

70キロメートルもの距離を歩くだけでも億劫なのに、恋人との連絡まで遮断されるだなんて……。イヤすぎるあまり顔が引きつります。

 

とはいえ、ものは考えよう。

お互いに歩きぬくことができれば、きっと僕たちの「愛してる」気持ちが本物であることが証明されるでしょう。愛がなければこんな長距離歩くことはできません。

 

つまり、この企画では僕らの愛が試されているのです。ゼッタイに、そう。

「恋人への愛が試されているんだ」と自分に言い聞かせながら歩を進めます。そうでもしなきゃ、やってられません。

 

なにしろ、僕は根っからの引きこもり体質。

普段は、スーパーに行くときくらいしか家から出ません。最後にきちんとからだを動かしたのは、一体いつだったろうか……。

あろうことか、この日に限って春をすっ飛ばして夏になったかのような天気。歩いているだけでもジワジワと汗が滲み出ます。

ああ、すでにしんどい……。

あまりの暑さに、そうそうに一息つくことに……。

 

 

くぅ~~~!!!

歩いたあとの水がこんなにも美味だなんて……!

※なお、まだ3キロメートルくらい

歩くペースを掴んでからは、来る恋人との再会シーンを脳内で何度も再生しながら、軽やかに歩を進めます。

慣れてしまえば、歩くのも辛くありません。

10キロメートルほど歩いたところで、恋人との再会はそう遠くないことを確信しました。

しかし、現実はそう甘くありませんでした……。

ふうか:再会まで122キロメートル

こんにちは!恋人のふうかです。疲れた表情での登場をお許しください。

「70キロメートル歩けば、恋人に会える!」ということで、ノリノリだったこの企画。

最初はルンルン気分で歩みを進めていたのですが……

想像の100倍しんどい。

歩きはじめて、18キロメートル地点でくるぶしから下が全部痛くなり、軽かったはずの足が、うまく動かなくなりました。

1日目の目標である渋谷まで、あと18キロメートル。

本当に渋谷まで歩けるのか……。恋人と会う頃には、足がもげるんじゃないのか……。

ちょっぴり不安になってきました。

おのたく:再会まで107キロメートル

おのたくです。呆けた表情で失礼します。

 

歩き始めて、はや3時間ほど。

歩くペースを掴み、一時は「この企画、意外にラクなのでは……?」なんてことを考えていた僕でしたが、実はあることに苦しめられていました。

というのも……

一面に広がる……

田んぼや畑……

そして、緑生い茂る山々……

 

僕を苦しめていたのは、歩いても歩いても一向にその姿を変えようとしない、無限に続く田舎道だったのです。

 

「無限に続く田舎道(インフィニティ・カントリーロード)」

 

まるで遊戯王カードみたいだな、なんて思ったりしたけど、進んでいる実感があまりに持てないもんだからまったく笑えませんでした。

それでも、歩みを止めるわけにはいきません。

あまりにも綺麗な青空を見ながら、ひとり恋人のことを想います。好きな人も同じ空の下、どこかでひとり歩いていると思うと背筋がシャンと伸びます。

 

一刻も早く会いたい。

僕は、その想いを糧に歩き続けます。

そして、ついに中間地点に到達しました。

この時点で、出発地点から約25キロメートル。休憩を含めて6時間ほどが経過していました。

 

辛すぎるあまり「このクライアント、そろそろ切ろうかな……」なんてことを割と真剣に考え始めます。

初日の目標地点である千葉駅まで、残すところあと25キロメートルです。

ふうか:再会まで102キロメートル

息を切らしながら歩く私の横を、電車が颯爽と通り抜けて行きます。

クライアントに電車に乗りたいと申し出たところ、

片手間で返してるのがよくわかります。

 

諦めて、重い足をせっせと動かします。

途中、歩道橋でヌルッと転んだりしました。

ここで、押し殺してきた疲労や辛さが、一気にこみ上げます。

思わず、クライアントに「ギブ!!!!」とメッセージを送りかけました。

ですが、辛いのは恋人もきっと同じはず。

勝手に1人でギブアップするわけにはいきません。

 

半泣きで立ち上がり、再び渋谷へと歩みを進めました。

おのたく:再会まで87キロメートル

三度失礼します。おのたくです。

中間地点を超えてからもペースを崩すことなく淡々と歩き続け、気が付けば30キロメートル地点にまで達していました。

 

進捗は決して悪くありません。

それなのに、なぜ僕がこんなにも渋い表情をしているのかというと……

少しずつ山に近づいていることに気付いてしまったからです。山越えしなければならないことを完全に忘れていました。

時刻は18時を少し過ぎたころ。間もなく日が暮れ始めます。

 

クライアントへの定期報告も忘れません。

この人本当に腹立つ。

 

報告したことを後悔しました。こっちは文字通り必死なんだよ。

ここから、決死の山越えが始まったのです。マジでおうちに帰りたい……。

ほどなくして、日没間近に。

春先とはいえどまだまだ夜は冷え込みます。木々の間をひゅーひゅーと音を立てて吹き抜ける夜風が、僕の体力を容赦なく奪っていきます。

そして何より、「夜の山にひとりきり」というシチュエーションがあまりに怖すぎる。

その後も、ひとり淡々と歩き続けますが……。

山を登りきったところで、いよいよ限界に達しました。

寒さで顔がパンパンに腫れ、足の裏のマメや水ぶくれやらがひどく痛みます……。

 

そんなときに、クライアントからLINEギフトが送られてきます。

しかし、ここは山の中。一蘭なんて存在するわけがありません。

「お夕飯」の3文字がマジでイラッとする…。

”お”ってナニ???

 

とはいえ、歩くのを辞めるわけにもいかず……。

寒さに耐えながら粛々と山を下っていきます。

寒さと疲労で顔色も悪く、げっそりとしているのが写真を見ずとも分かりました。

 

それでも、恋人に会うために歩き続けます……。

歩き続けること約3時間、ついに山を越えることができました!

久しく目にしていなかった人工的な灯りに、思わず笑みがこぼれます。フツー信号機見ただけでこんなに笑える?

そして、山を越えた勢いのまま歩くこと20キロメートル。

時間にして、およそ12時間。

ついに……。

ついに、初日の目標地点である千葉駅に到着しました。

ちょうど日が替わったくらいの時刻でした。

 

ここまで52キロメートル。

さすがに肉体の限界を感じたので、この日はネットカフェで土に還るかのごとく眠りこけました。

ふうか:再会まで84キロメートル

淡々と歩くだけだと、

「あと何kmだろう……」
「あれから、まだ1kmしか進んでない」

などと気が滅入ることを考えてしまうので、大声で歌いながら歩きました。

傍から見ると奇人ですが、体裁なんて気にしていられません。

遠くの夜景が綺麗で、「愛を伝えたいだとか」なんて高らかに歌っちゃいます。

すれ違うおじさんと目が合った時は、めちゃくちゃ気まずかったですけど。

渋谷まで、残り8キロメートルという看板が見えました。

よく考えれば、残り8キロメートルは「もうすこし」ではないし、スタンプの癖が強すぎます。

残り4キロメートル……

残り1キロメートル……!

そしてついに……!

渋谷に到着です!

いつもなら「大都会だ……!!!」と感動するところですが、この時は「早く座りたい」としか考えられませんでした。

まっすぐネカフェに向かい、個室で死体と化す私。

ふうかのライフはもうゼロです。

 

「明日も今日と同じくらい歩かなきゃ……ほんとうに会えるのかな……?」

こんな不安を抱えながらも、疲れたためか秒で眠りに落ちました。

ふうか:再会まで74キロメートル

2日目の朝。

コンディションを心配していましたが、なんとか歩くことはできます。

 

ただ、筋肉痛で足の付け根が普通に痛いです。

ただ、順調に行けばディズニーで再会できるとのこと。

渋谷からディズニーまでは20キロメートル。

昨日、36キロメートル歩いたためか、「20キロメートル?楽勝じゃん」という安堵の気持ちが湧いていました。

今思うと、私の中の「徒歩圏内」という概念が完全にバグってましたね。

 

そんなこんなで余裕かましながら歩いていると、3キロメートル歩いたところで異変が……。

右かかとが、すこぶる痛い。

しかも、骨が痛いのです。

歩くたびに、ズウンと鈍痛が走ります。

ひとまず、ありあわせの冷却シートで応急処置をしました。

ディズニーまで、残り17キロメートル。

 

「着く頃には、右かかとがぶっ壊れているのでは……」と不安になりましたが、止まるわけにはいきません。

なぜなら、恋人だって、体の痛みに苦しみながら歩いてるはずだから……。

おのたく:再会まで52キロメートル

おはようございます。おのたくです。

 

撮影用の自撮り棒を持って歩いていたら、絵に描いたような田舎ヤンキーに「ブンブン、ハローユーチューブ!」って馬鹿にされました。

赤い髪の人が全員ユーチューバーだとは限りません。覚えておいてください。

2日目の目的地は、ディズニーランド。

千葉駅からおよそ28キロメートル地点にある、言わずとしれた「夢の国」です。

こんなにも苦悶に満ちた表情で「夢の国」に向かっているとは、到底想像できないでしょう。

重い足を引きずり、歩き続け……

ひたすら真っ直ぐ歩き続け……

もうムリ……。

2日目、スタートからわずか2時間でダウン。

 

前日に50キロメートル超を歩いた足は、筋肉痛でまったく使い物になりません。

辛すぎるあまり、この時ばかりは恋人のことを忘れて、無の境地に達していました。あと少しで悟りを開けそうです。

ディズニーまで残り20キロメートルほど。

さすがに気が滅入りそうです……。

ふうか:再会まで39キロメートル

電車に乗りたい誘惑にも負けず……

レインボーブリッジにも負けず……

クライアントの煽りにも負けず……

足の痛みにも負けず……

歩みを進めましたが……

限界です。

残り7キロメートル。ここで完全に心が折れました。

かかとがぶっ壊れそうなのです。300メートルだって長く長く感じます。

「もう動きたくない」

限界を迎えた私は、その場でうずくまることしか出来ませんでした。

10分ほど経ったでしょうか。ここで、ふと気づきました。

 

靴を脱げば、かかとの痛みが軽くなる…!!!

 

そう!かかとの痛みはヒールブーツが原因だったのである!!!

「そもそもなんでヒールブーツで歩くんだよ」と思うかもしれません。

だけど、恋人と会うんだもん……オシャレしたいじゃないですか……!

痛みが軽くなる手段が分ったなら、あとは前に進むのみ。

靴を片手に歩き出します。「愛してる」を証明するため!

おのたく:再会まで26キロメートル

ディズニーまで残り15キロメートル地点に達したとき、クライアントから驚きのLINEが届きます。

なんと、恋人が再会地点のディズニーに到着しそうとのこと。

 

それを聞いて、居ても立ってもいられなくなり……。

ディズニーまで走って向かうことにしました。

恋人が待つ地を目指して。

無我夢中で走る。

そして……

足の痛みを忘れて走り続け、気が付けば2時間が経過していました。

残すところあと10キロ。恋人との再会はもう目の前です。

 

汗ばんでいた肌が夜風で冷え切って、ゴールを目前にして挫けそうになります。涙をグッと堪えてまた歩き出します。

ふうか:再会まで19キロメートル

無事にディズニーに到着した私は、周りの幸せオーラで精神的体力をゴリゴリ削られていました。

 

相変わらずこの人は片手間で返してるんだろうな。

 

そして、靴を履いていないためか、周囲の目線が冷たい……。

 

なんで私は裸足でディズニーにいるんだろう。心細い……。早く恋人に会いたい……。

寂しさと居づらさで胸がいっぱいです。

しかし、待つこと2時間。なかなか恋人は現れません。

 

そんな時、恋人が残り8キロメートル地点にいることを知ります。

走って向かっているそうです。なんで走れるの?

8キロメートル……。

今までの距離と比べたら、わずかな距離です。

 

しかし、残り数キロメートルがどれほど辛いか、私には分かります。

※残り7キロメートル地点の私。

 

恋人を迎えに行く!

そう決心し、限界を超えた足を再び動かしました。

首都高横の道を進みます。

この先に、恋人がいる。もうすぐ恋人と会える。

じわじわと実感が湧いてきて、足の痛みも忘れて歩きました。

おのたく:再会まで8キロメートル

東京湾岸道路をひたすら歩き続け、残り8キロほど。

疲労感と寒さにいよいよ心が限界を迎えそうになったとき、まさかの恋人からのLINEが届きました。

本来のルールではLINEが禁止されていたものの、特例中の特例としてメッセージをくれたそう。

その内容は、不甲斐ない自分をわざわざ迎えに来てくれるとのこと……。

 

そうと決まれば、挫けてるわけにはいきません。

最後の気力を振り絞って、また歩き出します。

 

そうして、歩き続けること40分ほど……。

 

 

 

 

 

※押し倒されました

【結論】ふたりで140キロメートル歩くと「愛してる」が確認できる

「「会えた!」」

あぁ、おのたくが目の前にいる……。

この2日間、恋人のことを朦朧と考えて続けたためか、「おのたくって実在するんだ!!!!」ってぐらい感動しました。

足の裏の皮がむけ、骨がギシギシに痛み、歩くたびに足に激痛が走ります。

 

ですが、「恋人のために頑張れた自分」と「自分のために頑張ってくれた恋人」が誇らしいです。

「愛してる」って気持ちは、お互い”痛いくらい”伝わったよね。

その後、手を繋いで舞浜駅に向かいました。

時刻は21時ごろ。今から向かっても間に合わないので、ディズニーは今度ゆっくり楽しむことにします。

舞浜駅に着くまでに歩いた距離は、以下の通りです。

  • おのたく:約80キロメートル
  • ふうか:約60キロメートル
  • 合計:約140キロメートル

2日間かけて歩きましたが、電車なら3時間で行ける距離です。

ちなみに、このあと1週間以上も歩行困難になりました。

徒歩で恋人に会いに行くのは、しばらく遠慮しておきます。

「愛しているの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く」で気持ちを伝えよう

今回の企画では、「愛してるの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く」(略称:愛ある)というアプリを使用させて頂きました。

愛しているの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く

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使い方は、とっても簡単です。

1.自分と好きな人の名前を入力してスタート

 

2.ランダムで出現するハートを集めつつ歩く

 

3.ハートを奪うにゃんこが現れたら、タップで撃退

 

4.目標距離を達成したら、好きな人にメッセージを送る

たったこれだけ!

 

「本当に歩いた距離で愛情が伝わるのかな……?」と半信半疑にもなったのですが……

メッセージがくると、とっても嬉しい〜〜〜!

 

しかも、相手が歩いた距離も分かるため、「自分のために頑張ってくれた」というのがダイレクトに伝わってきます。

 

身体を張って愛を伝えることで、

  • 恋人とさらに仲良くなる
  • 好きな人に振り向いてもらう
  • 気になる人に構ってもらう

なんてことも期待できますよね。

 

愛してるの言葉じゃ足りないくらい好きな人がいるならば、ぜひ試してみてください!

愛しているの言葉じゃ足りないくらいに君が好きなので歩く

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編集後記…

新しいクライアントさん随時募集中です!!!

おのたく(@onota_9)
ふうか(@fuka_1a0s2a4)